乳幼児の事故防止チェックリスト!特に誤飲と風呂に配慮する

6カ月~3歳前後の子供の身の回りを確認する

6カ月~3歳前後の子供の身の回りを確認する

環境の整備、衛生上の改善、医療の進歩などにより、病気で亡くなる乳幼児はかなり減少しました。しかし、その反面、1~9歳の子供の死亡原因はすべて第1位が「不慮の事故」となっています。

ただし、その多くは「住環境の整備、子供に注意力を付けさせる、親が目を離さない」の3点セットで、発生率を下げることができます。乳幼児の事故の大半は「親と家族の気配りで防ぐことができる」と認識したいです。まずは次の安全チェックリストで事故防止率をチェックしてみましょう。

質問は全部で20個あります。それぞれに重みが異なりますし、関連性も判断しているため、「いいえ」に10個チェックが付くと「事故防止率が50%」と計算できるわけではありません。

質問 回答
電池やコイン、指輪などには触ることができない。
アメやピーナッツは手の届かない場所に保管している。
医療用品、洗剤、ビニール袋は取れないようにしてある。
タバコや灰皿は手の届かないところに置いてある。
ベビー用品やおもちゃは安全性を考慮して購入している。
浴室のドアを1人で開けられないようにしている。
浴槽、洗濯機、バケツの水を放置することはない。
敷布団は固めのものを使用している。
ストーブやヒーターの熱が直接触れないようにしている。
ポットや炊飯器は手の届かないところに置いてある。
熱いものは手の届かないところに置くようにしている。
アイロンを使用後は手の届かない場所に隠している。
テーブルなど家具の尖った角はガードしている。
テーブルクロスは使用をやめている。
ドアには指を挟ませないようにガードしている。
階段に転落防止用の柵を取り付けている。
棚にある食器や重い缶は触れられないようにしている。
テレビ台の扉や録画機器の挿入口をガードしている。
包丁やはさみなどの刃物は取れないようにしている。
箸や歯ブラシを加えたまま、走らせないようにしている。

事故防止率

数値が低いほど事故に対する気配りが、残念ながら足りていません。また、たとえ数値が90%以上だったとしても、油断はできないです。

その理由は「各家庭で住環境は異なる、乳幼児には個性があって1人1人の興味の対象が違う、大人が予想しない動きをする」ためです。

やはり、はじめに「住環境の整備」ができたあとは、子供が危ないことをしたときに「子供に注意力を付けさせる」ために、親が必ず注意の言葉を掛けるようにします。

もちろん、子供の好奇心を阻害するような怒鳴り方は、子供の成長に悪影響を及ぼしますが、親が何度も注意をすることで、子供は少しずつ理解をし始めて、事故の原因となる物質には近づかないようになります。

それと同時に「親が目を離さない」ことがベストです。どのような状況下においても親が子供の近くにいれば、最悪の出来事は回避できるでしょう。

0~9歳までの死亡原因ワースト5

0歳児は圧倒的に窒息による事故死が多い

0歳児の70%近くは窒息が原因で、次に交通事故、溺死、転落および転倒の順になっています。窒息する原因はベッド内や食べ物で発生しています。

死因 割合
窒息
66.9%
交通事故
7.3%
溺死および溺水
5.6%
転落および転倒
5.6%
煙や火および火災
1.6%
その他
12.9%

厚生労働省「平成21年 人口動態統計」

1~4歳児になると交通事故と溺死が増える

1~4歳児の事故死は、交通事故と溺死で60%近くを占め、窒息がそれに継いでいます。溺死の半数以上は、家庭のバスルーム内が発生場所です。

死因 割合
交通事故
30.4%
窒息
27.7%
溺死および溺水
14.2%
転落および転倒
12.2%
煙や火および火災
10.1%
その他
5.4%

厚生労働省「平成21年 人口動態統計」

5~9歳児の半数近くが交通事故による死亡

5歳以上になると屋外での行動範囲も一段と広がるため交通事故による死亡は、50%近くを占めるようになります。

死因 割合
交通事故
45.7%
窒息
33.3%
溺死および溺水
9.4%
転落および転倒
5.8%
煙や火および火災
5.1%
その他
0.7%

厚生労働省「平成21年 人口動態統計」

誤飲や異物混入による事故と予防策

誤飲や異物混入による事故と予防策

1

タバコや吸い殻を誤飲

家庭内で異物を飲み込む事故では、親の数タバコを食べてしまう例がもっとも多く見られます。置き忘れたタバコや灰皿の吸い殻を誤って食べる事故が起きています。

タバコの誤飲事故は物をつかんだり、口に持っていったりする生後5カ月頃~1歳の時期に多発します。タバコは必ず手の届かない場所に保管して、吸うときも子供の目に触れないようにしましょう。ニコレットなどの禁煙補助グッズも同様です。

2

アメやピーナッツなどの食べ物が詰まる

こんにゃくゼリーを喉に詰まらせて窒息する事故が起きていますが、3歳未満の子供には喉に詰まらせやすい食べ物は与えないようにします。

その中でも飲み込んでしまいやすいアメ、詰まって膨らんでしまうピーナッツなどの豆類、餅などの大人の窒息原因にもなっている食べ物は、危険度が高いです。

3

医薬品や洗剤などの化学薬品を誤飲

医薬品や洗剤なども子供の手の届く場所にあると事故を引き起こす原因になります。特に危険性の高い薬品類は、子供の目に触れるところにはおかず、必ず鍵の掛かる場所に保管します。

また、殺虫剤、化粧品、灯油なども同じリスクがあり、不要になった場合は早めに処分しましょう。

4

電池やねじなどの工業製品を誤飲

電池やねじを飲み込んだり、鼻や耳に入れるなどで、体内が傷つく事故が多発しています。尖ったおもちゃは口を切ったりするだけではなく、それによる気管支が詰まる原因にもなり得ます。

また、子供向けのアクセサリーやおもちゃには有害な鉛が含まれていることもありますので、安全性を確認してから購入したいです。お菓子そっくりな石鹸や入浴剤も売られており、いずれも乳幼児が口に入れると危険です。

窒息や溺れによる事故と予防策

1

就寝時の窒息

0歳児ではふとん、シーツ、枕が口や鼻をふさぐことによる窒息事故が起きています。ベッド内にあるひも、周辺に置いたビニール袋やぬいぐるみ、ジェル状の冷却シートによる窒息例も増えています。

柔らかいベッドやふとんは窒息死の原因になることがあります。就寝時に吐いたものを喉につまらせることも多いです。うつぶせ寝をさせたり、重い布団を顔まで被せないように気をつけましょう。

2

浴槽やバスルームで溺水

バスルームで遊んでいるうちに浴槽に落ちたり、親が洗髪や洗顔中に浴槽に落ちて溺れてしまうことがあります。

お風呂で使う浮き輪で溺れる事故も増えました。特に1歳児の溺死の多くは浴槽で起きていますので、入浴中は目を離さないようにします。

バスルームには外鍵をかけるようにして、子供が2歳になるまでは入浴後は浴槽の水を抜いておく対策が必要です。

3

洗濯機やバケツで溺水

小さな子供はわずか10~20cmの高さの水でも溺れてしまいます。顔を水につけるとパニックになり、何をしたらいいかがわかりません。

そのため、洗濯が終わったら必ず水を抜いておきましょう。バケツや洗面器で水遊びをしているときも、必ず一緒にいます。

やけどによる事故と予防策

1

電気ポットや炊飯器でやけど

やけどで最も多い事故が電気ポットです。さらに炊飯器、スチーム式加湿器、ストーブ、アイロンに触れることで、やけどになるケースが多いです。

基本的には電気ポットや炊飯器は子供の手の届かないところに置き、ストーブは柵で囲みます。アイロン掛けは子供がいないところで行いましょう。

また、コンセントにヘアピンやおもちゃを差し込んで、感電する事故も増えています。コンセントにはコンセントカバーを付けるようにして、電化製品の余分なコードは巻き取りましょう。

2

お湯や熱い食べ物でやけど

調理中や食事中にテーブルクロスや電気コードを引っ張ってしまい、テーブル上のスープや紅茶をひっくり返して、やけどする事例が多いです。

まずはテーブルクロスの使用はやめ、日常的にテーブルの隅や子供の近くに熱いものは置かないようにします。

3

電気カーペットや電気あんかでやけど

電気カーペットや電気あんかは長時間使用し続けることで、低温やけどを引き起こすことがあります。各電化製品ごとに使用時間が決められていますので、それを必ず守りましょう。

低温やけどは見た目以上に痛く、長期的にひどくなることがあります。電気カーペットや電気アンカはタイマーを使うようにしましょう。また、使い捨てカイロや湯たんぽなども同様です。

4

ライターや花火でやけど

子供の火遊びによる火災の半数以上はライターが原因です。ライターは子供から遠ざけて、なるべくチャイルドレジスタンス機能(幼児対策)を施した商品を使うようにします。

基本的にはライターやマッチは子供の手に届かない場所に保管し、使うときも乳幼児のうちは興味を持たないように、目につかない場所で使います。

転落や外傷による事故と予防策

1

イスや階段からの転落

体力の発達によりハイチェアごと後方に転倒したり、立ち上がって転落することがよくあります。乗り降りは必ず大人がするようにして、子供をハイチェアに放置することはやめましょう。

転落事故はベビーベッドやソファで発生することもあります。ベビーベッドの柵は必ず上げて、ソファは登らせないようにしたり、ローソファを配置するようにします。

階段やベランダ、窓からの転落事故も珍しくありません。階段には必ず安全マークの付いた乳幼児用移動防止策を設けます。踏み台はベランダや階段の近くに置かないようにしましょう。

2

浴室や洗面所での転倒

浴室や洗面所の濡れた床ですべって転倒し、ケガをする事例があります。浴室には転倒防止用のバスマットが効果的です。洗面所ではなるべく濡れた状態で走らせないようにしましょう。

また、歯ブラシ、箸、フォーク、長細いおもちゃなどを口に加えながら転倒すると、喉に突き刺さって大変危険です。口にものをくわえて歩きまわることがないように指導しましょう。

3

ドアや窓などによる骨折

子供がドアのちょうつがいの隙間に手を入れてはさむことがあります。子供が1人ではさむと痛いだけですが、子供がいることに気づかない大人がドアを閉めて子供が骨折したり、切断に近いケガをすることがあります。

ドアのちょうつがい部分には危険防止策として、隙間を埋める市販の隙間防止カバーを付けるか、ドアがすべて閉まらないようなドアクッションなどが効果的です。

4

テーブルや家具による打撲

つかまり立ちやつたい歩きをしているときは、テーブルや家具の角に頭や顔をよくぶつけます。角や縁の鋭い部分にはクッション材をつけるようにして、打撲を防ぎましょう。

また、冷蔵庫や食器棚、包丁などをしまっているキッチンは、子供の危険地帯です。高温グリルやフライパンでやけどするケースも後が絶ちません。

キッチンの入口にベビーゲートを設けたり、キッチンにある扉にセーフティ用品を付けて、子供の侵入を防ぐようにしましょう。

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公開日公開日 2014.08.18
更新日更新日 2016.12.10

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コドミィ編集部
コドミィ編集部
執筆・編集
妊娠、出産、育児の疑問を徹底解説。出産後の手続きや子連れで楽しめる旅館など、パパとママの不安を解消します。

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