出産後の生理再開の時期!授乳や育児ストレスとも関係

産後の生理再開と関連性が高い5つの要因

産後の生理再開と関連性が高い5つの要因

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出産後の生理は産後8カ月で再開

出産後に「生理はいつ再開するのか?」と疑問に思うママは多いです。例えば「赤ちゃんの世話で大変。しばらくは再開しないでほしい」と思うママもいますし、一方で「間をあけず次の子が欲しいので、早めに再開してほしい」と思うママもいます。

実は生理の開始時期には大きな個人差があるため、一概にいつとは断言できません。平均的には産後8カ月で70~80%の人が生理が再開しますが、産後1~2カ月で始まったという人もいれば、1年半以上こない人もいます。

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授乳中のママは生理が始まりにくい

生理の再開の要因はいろいろありますが、1番大きく関わっている要因は母乳です。授乳中は「プロラクチン」というホルモンが分泌されるのですが、このプロラクチンには排卵を抑える作用があります。

そのため、プロラクチンが多く分泌されている間は、生理は再開しにくいです。ポイントは1日5回以上の授乳、1回10分間以上の授乳、夜間の授乳などを行っている間は、生理が再開しにくいとされています。

一般的に母乳を上げているママは生理の再開が遅く、ミルクのママは早い傾向にあります。ただし、あくまで傾向ですので、すべてのママに当てはまるわけではありません。

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育児ストレスで生理が遅れることもある

疲れやストレスで産後の生理の再開に影響が出ることがあります。脳の中で排卵をコントロールしている部分は、自律神経の影響を受けやすく、ストレスによってホルモンのバランスが崩れてしまうことが原因です。

ストレスで生理が来ない現象は産後に限ったことではありませんが、出産後は赤ちゃんのお世話や睡眠不足など、育児ストレスを抱えるママが少なくないため、生理再開も遅れがちです。

赤ちゃんはかわいいですが、赤ちゃんにずっとべったりのママは思った以上に疲れています。たまには赤ちゃんの世話をパパにお願いし、疲れやストレスを溜めすぎないようにしましょう。

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夫婦生活と生理再開は関係している

一般的には「性行為による刺激で、体も子供を作る準備を始める」や「女性ホルモンの分泌が促されて、生理がくる」などと言われたりしますが、本当のところはわかりません。

ただ、産後はパパに対しても大きなストレスを感じるママが多くいます。夫婦でよくコミュニケーションをとり、精神的に安定することは大事です。

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普通分娩と帝王切開の違いは関係ない

帝王切開後と生理の再開の時期には、関係がないと考えられています。よく言われる「帝王切開だから子宮の回復に時間がかかり、生理が遅れる」ということもありません。帝王切開でも産後すぐに生理が起こる人もいます。

逆に「帝王切開だから生理の再開が早い」ということもありません。普通分娩と帝王切開に関わらず、早く再開する人はしますし遅い人は遅いです。

産後の再開時期や生理内容をチェック

生理の再開が早すぎても問題ない

出産後の生理再開には個人差がありますが、早い人では産後2カ月で生理が再開する人もいます。中には「完全母乳にも関わらず1カ月で生理が始まった」など、あまりに早いことにびっくりする人も多いようです。

実は現代では栄養が恵まれているせいもあり、数十年前と比較すると生理の再開が早いママも多いです。食生活の充実が影響していることもあり、生理が早く再開することは特に異常ではありません。

面倒にも思えるかもしれませんが、子宮が順調に回復して正常に機能している証拠ですので、喜ばしいことでもあります。

出産後に生理が来ない人は婦人科を受診

生理がなければないで煩わしさを感じませんが、やはり再開が遅いと心配になります。なかなか生理が再開せずに病院に行くべきかどうか悩むママもいるほどです。

病院を受診する目安としては「断乳して3カ月以上かどうか」や「出産後1年以上かどうか」です。これらにあてはまる場合は、念のために婦人科の受診をおすすめしています。

生理が再開する要因は、子宮が回復し排卵のためのホルモンバランスが正常に戻り始めた証拠です。そのため、生理があまりに遅いと次の妊娠計画にズレが生じたり、何らかの病気の可能性もあり得ますので、早めに病院を受診したいです。

生理と悪露の見分け方は難しい

産後1~2カ月といった早い段階での生理は、悪露と区別が難しいです。ほとんどの人は最初に区別がつかず、そのあとに月単位で規則的に出血があってから「これは生理が来た」と気付きます。

悪露は大体6~10週間ほど続き、徐々に白っぽくなり、量も少なくなっていきます。1度悪露がとまって再度赤い出血があり、それが4~5日でおさまるようなら、生理の可能性も高いです。

ただし、個人での判断は難しいので、気になるようであれば病院に行くことが先決です。特に1週間以上も出血がダラダラと続くようなケースや量があまりに多い場合は、不正出血の可能性もありますので、素人目で判断せずに産婦人科を受診しましょう。

出産後の生理にまつわる噂を検証

生理でおっぱいの味や量が変わるのでしょうか?

よく「ホルモンバランスの変化で味が変わる」や「生理中は血が足りなくなるので、味が薄くなる」と言われますが、真偽は定かではありません。

仮に味が変わるとしても、母乳の変化に敏感な赤ちゃんや細かい事は気にしない赤ちゃんなど、赤ちゃんによっても反応は違うので、おっぱいは欲しがるだけ与えてあげましょう。

また、味はともかく、母乳の出が悪くなることはあります。生理が来るということは、母乳の出を左右するプロラクチンの分泌が少なくなったことが考えられますし、母乳の元は血液ですから生理で血液が失われると、おっぱいの量も減るようです。

生理でおっぱいの栄養はなくなると聞きました。

生理が来るとおっぱいの質が悪くなることはよく聞く話ですが、こちらも真偽のほどは定かではありません。

そもそも栄養過多になりやすい現代では、体の回復も早く生理の再開が早い傾向にあります。少ない栄養のほとんどを母乳に取られていたのは昔ならともかく、今の時代にはあてはまらないと考えてよいでしょう。


生理再開前でも妊娠する可能性はありますか?

生理が来るということは、その前に排卵があったということです。産後最初の排卵で妊娠してしまえば、生理の再開をしないまま、次の妊娠をするということは十分にあり得ます。

つまり、生理が来ていないからといって、避妊をしなくていいということではありません。予定外の妊娠をして慌てないためにも、しっかりと避妊をしましょう。

逆に生理が来たからといって、排卵が起こっているとも限りません。産後はしばらくはホルモンバランスが安定せず、無排卵月経も多いです。

一般的には「生理がきているので安心していたら、実は無排卵月経だった」という人は珍しくありません。きちんと排卵があるかどうか確かめるためにも生理が再開したら、基礎体温をチェックすることをおすすめします。

出産後は生理が軽くなる人もいるのでしょうか?

よく「出産して生理が軽くなった!」と喜ぶ声を聞きますが、残念ながら逆に「出産前より生理が重い」という声もあります。

また、出産のたびに体質が変わり、1人目の出産後は以前より重くなり、2人目の出産後はかなり軽くなったという人もいます。

出産によって体質が変わり、以前と生理の内容が変わることは事実ではありますが、量が増えたり減ったり、期間が短くなったり長くなったりと、どちらになるかは個人差が大きいです。

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公開日公開日 2013.08.22
更新日更新日 2015.04.23
執筆者Kirito Nakano

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